イラスト業務、途中まで完了し、現在、以前までやっていた業務に復帰しています。こちらの業務が落ち着いたらまたイラスト業務が再開されるのかどうかは、まだよくわかりません。
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絵の仕事は楽しかった!
でも、初めて絵を描く仕事をやってみて、思っていた以上にとても楽しかったです。私の技量が無さ過ぎて、時間外でも作成することが続いたので、寝不足になったり、家事ができなくなったりと、なかなか大変ではありましたが、それでも、その大変さが、そこまで辛くは感じませんでした。
大変さが10だとしたら、常にその辛さが絵を描く楽しさで半減する感じです。さすがに、相殺されて辛さゼロになるとかはなかったです。(笑)
アクリル画にすればよかった!
手描きの温かさがある絵の方がよい、という要望があったのと、デジタル絵を描く技術は全くなかったので、水彩紙に透明水彩で描きましたが、これはちょっと後悔しました。せめて、アクリル絵の具にすればよかった。
透明水彩は時間がかかる
透明水彩って、乾いた後からある程度修正もできて、時間かけて描いていても筆が固まって傷む心配もないし、パレットで混色した絵の具が完全に乾いた後も水さえ加えれば、また同じ色を使えるし、時間に追われることなく描けて経済的で、後片付けも楽で、趣味で描く分にはすごく好きなんです。
でも、仕事だと、時間に追われて、とにかく次々と塗っていきたいのに、乾いてからじゃないと色の彩度や滲み方がわからないので、どうしても待つ必要があるし、しっかり時間が経ってからだとある程度重色もできるけど、乾いてすぐに重色しようとすると、下の色が剥げて上から塗った色に混ざって汚くなっちゃうんですよね。高い紙を使えば、乾いてすぐの重色もできるんだけど、今回は大量の枚数描く予定だったので、そんな高い紙は使えないし。
複数のイラストを同時進行で着彩していき、乾き待ちの時間は、他のイラストの塗りをする、というように工夫はしましたが、それでも、水を大量に使わないと出せない表現をすると、乾き待ちの時間も長くかかるので、他の乾き待ちと重なって、何もできない時間も少しずつ発生してました。
これがアクリルならあっという間に乾くので、やっぱり仕事で何枚も描いて短納期ならアクリルにすべきだな、と学びました。アクリルの経験ほどんどないですけどね。
短納期ならデジタルが最強だと思う
デジタルなら、いちいち水張りしなくていいし、毎回定規で測って枠線書かなくていいし、ラフを下敷きにそのまま清書できるので、本当は、デジタルで水彩っぽく描くのが一番時間短縮になるのは明白ですね。
なので、今後また別のイラスト業務依頼があった時のために、アクリル画の練習かデジタル水彩画の練習をしようかなと思ったりしています。別のイラスト業務が舞い込む確率は極めて低いんですけど、いざという時のために。
今回のイラスト業務は再開したとしても、もう途中まで透明水彩で描いてしまったので、途中からアクリルにしてしまうと全体的な彩度とか滲み方とかが変わってしまいそうなので、たぶん透明水彩で最後まで描くと思います。
トレースは使用できなかった
前回の記事では、デジタルでトレースして時間短縮と思ってましたけど、イラスト業務を開始するまでに、デジタル水彩画の技術を身に付けることができなかったので断念しました。
あと、けっこうゆるい感じのデフォルメされたキャラクターを求められる感じだったので、そこに写真トレースだと写実的すぎて浮いてしまって、結局それをデフォルメする必要があったと思うので、例えデジタル水彩の技術があったとしても、トレースは使用できなかったと思います。
絵を描いてお金をもらえる幸せ
まあ、何はともあれ、楽しく描くことができて幸せでした。絵を描くことを仕事にしてる人って、もちろん大変だろうけど、こんな風に幸せも感じながら仕事ができるのかな、と思うとすごく羨ましいなと思った次第です。
他の仕事だったら耐えられなかった
今回、睡眠削ったり、食事削ったり、1日中絵を描いたりで大変でしたけど、これがもし絵を描く以外の仕事だったら、たぶん3日も持たずに挫折してたし、嫌で嫌でストレスでどうにかなっていたと思います。
絵を描いてる時なら、4、5時間なんてあっという間で、そこまで苦痛ではないですが、他の仕事だと4、5時間でも、「あー疲れた、まだあと何時間も仕事やるのか…」と考えながら嫌々仕事やる感じな私です。
なので、今回、自分って自分で思っていた以上に絵を描くのが好きなのかな、とちょっと嬉しい発見でした。
絵はそんなに好きじゃないと思ってた
というのも、好きなタイミングで好きなだけ時間かけて、描きたい物だけ描くのは好きだけど、疲れてたり、気分がの乗らない時、興味がない物を描く時は嫌で嫌で苦痛でしかないし、描きたくなる時も年に数回あるかないか、という感じで、自分って大して絵を描くのは好きじゃないんだな、と思ってたので。
まあ、それでも、プロの方や趣味でたくさん描いている方に比べたら絵への情熱はない方だと思うんですが、思っていたよりは好きなんだ、とわかってよかったです。