私が初めてBTOパソコンを購入した時、BTOパソコンの買い方をネットで調べても、抽象的な説明か、細かすぎる説明のどちらかの記事しかありませんでした。
なので、私と同じように「もっと簡潔に、具体的に教えてよ!」と思っているBTOパソコン初心者の方のために、自分の経験を基に、初心者にもわかりやすく、かつ具体的に、BTOパソコンの買い方、選び方を説明していこうと思います。
買いたいパソコンが決まっている方は、こちらの記事へ!
BTOパソコンをなるべく安く買うためのカスタマイズ方法、変更すべきでないパーツなどを、実際のカスタマイズ項目に沿って具体的に簡潔に説明しています。
目次
BTOパソコン購入の大まかな流れ
- デスクトップパソコンかノートパソコンか決める
- スリム型かミニタワー型か決める(デスクトップの場合のみ)
- CPUを決める
- グラフィックボードが必要かどうか決める
- メモリ容量を決める
- 見積もり金額を確認し、購入する
以下で詳しく説明します。
1.デスクトップパソコンかノートパソコンか決める
頻繁に持ち運んで作業する必要がなく、デザインやイラストなど細かい作業をする場合は、デスクトップパソコンをおすすめします。
なぜなら、BTOパソコンでは、同じ性能なら、デスクトップパソコンの方がノートパソコンよりも2、3万円程安く買えるからです。
2.スリム型かミニタワー型か決める
BTOパソコンのデスクトップパソコンには、ミニタワー型とスリム型があります。※1
ミニタワー型は、スリム型よりも拡張性が高い構成になっており、スリム型は拡張性が低い構成になっています。
拡張性が高いと、購入後に、グラフィックボード、SSDなどのパーツを増設したりして性能を上げることができます。
また、同じ性能なら、スリム型は、ミニタワー型よりも1、2万円ぐらい高くなります。
なので、「どうしても置き場所がない」という場合以外は、ミニタワー型にしておいた方がメリットが多いです。
※1
BTOパソコンショップによっては、「ミドルタワー型」という、ミニタワー型よりもサイズが大きく、さらに拡張性の高いモデルもあります。
3.CPUを決める
次に、CPUをどのレベルにするか、はっきり決めておきましょう。
BTOパソコンショップのサイトでは、CPUを基準に絞り込んで探すのが一番効率がいいです。
CPU別の適応用途~デスクトップパソコンの場合
CPU | 適応用途 |
Celeron G3930 | ワード、エクセルでの事務作業、Youtube視聴など。 |
Core i3-7100 | 簡単なイラスト、画像加工。 |
Core i5-7400 | Photoshopなどの重めのソフトを使用したイラスト、画像加工。簡単な動画編集、加工。オンラインゲーム。 |
Core i7-7700 | 高解像度、長時間動画の編集・加工・エンコード。 |
CPU別の適応用途~ノートパソコンの場合
CPU | 適応用途 |
Celeron N3450 | ワード、エクセルでの事務作業、Youtube視聴など。 |
Core i3-7100U | 簡単なイラスト、画像加工。 |
Core i5-7400 | Photoshopなどの重めのソフトを使用したイラスト、画像加工。簡単な動画編集、加工。オンラインゲーム。 |
Core i7-7700HQ | 高解像度、長時間動画の編集・加工・エンコード。 |
CPUの型番の意味
「Core i」直後の数字
性能を表していて、数字が大きい方が性能が高い。
ハイフン以降の上1桁
世代を表していて、数字が大きいほど新しい。
ハイフン以降の下3桁
同じ性能と同じ世代の中での性能。数字が大きいほど性能が高い。
例えば、「Core i5-7400」だと、「5」が性能を表していて、「7」が世代、「400」が「Core i5」で「第7世代」のCPUの中での性能を表しています。
4.グラフィックボードが必要かどうか決める
パソコンの価格を抑えたいなら、グラフィックボードが必要かどうか見極める必要があります。
グラフィックボードとは
モニターに画像や動画を綺麗に滑らかに表示させるためのチップ(GPU)が搭載された、画像処理専門のボードのこと。ビデオカードとも言う。「GeForce」や「Radeon」といったメーカーがあります。
オンボードグラフィックとは
モニターに画像や動画を綺麗に滑らかに表示させるためのチップ(GPU)がCPUに内蔵されたもの。「インテル HDグラフィック○○○」と表記されます。
例)「インテル HDグラフィック630」
グラフィックボードが必要な作業
Photoshopなどの重いソフトを使って、凝ったエフェクトを多用したり、3DCG機能を使ったりする場合。動画編集、動画加工、エンコード。オンラインゲーム。
グラフィックボードが必要なら、
まずは「GeForce GTX 1050(2GB)」をおすすめします。性能と価格のバランスが一番いいです。
グラフィックボードが必要ない場合
上記のような作業をしないなら、たとえPhotoshop用パソコンであってもグラフィックボードは必要ありません。CPUやメモリにお金を回しましょう。
5.メモリ容量を決める
必要なメモリ容量の目安
容量 | 用途 |
4GB | ワード、エクセルを用いての事務作業。ネットサーフィン、動画視聴。 |
8GB | Photoshopなどの重いソフトを使っての画像加工、イラスト。簡単な動画編集。オンラインゲーム。 |
16GB | Photoshopなどの重いソフトを使っての高解像度、大サイズの印刷用途の画像加工。高解像度、長時間動画の編集・加工・エンコード。重いオンラインゲーム。 |
メモリは単品で買った方が安く、素人でも簡単に増設できます。
なので、8GBと16GBとで迷ったら、とりあえず8GBのモデルを買って、実際の作業でメモリ不足を感じたら増設する、というのがおすすめです。
6.見積もり金額を確認し購入する
上記までのスペックが決まったら、初心者向けBTOパソコンショップである、マウスコンピューターやパソコン工房【公式通販サイト】
などで、CPUを基準に絞って探していきます。
欲しいパソコンが見つかったら、「カスタマイズ・見積もり」ボタンをクリックし、カスタマイズ・見積もりページに飛びます。
「カスタマイズ・見積もり」以降でパーツ選びに迷ったら
「カスタマイズ・見積もり」ページで、カスタマイズ項目の意味がわからなかったり、いるパーツ、いらないパーツがわからなかったら、こちらの記事を参考にして下さい。
カスタマイズ・見積もりページで、自分が必要なソフト、パーツが付属しているかを確認し、表示された見積もり金額を確認し、購入となります。