発達障害者の適職は? 当事者が思う向いている仕事、職種(3)

前回、前々回と、
自分が経験してみて、
発達障害者に向いていないと思う仕事について語ってみましたが、

今回はそこから、

じゃどんな仕事が発達障害者に適していると思うのか

について語ろうと思います。

超個人的、主観的な考えなので、
参考までにという感じですが、

まず、具体的にこの仕事! とは一概に言えないと思います。

なぜなら、
同じ職種でも、
周囲の同僚や上司の中に、発達障害者に対して、多少なりとも理解を示したり、
配慮をしてくれるような人が一人でもいる場合とそうでない場合では
全く違ってくるからです。

それを踏まえた上で、
大雑把に挙げるとするなら、
以下のような分野が向いている、
というよりは頑張れば適応できるのではないかと思う。

  • 教育関係
  • 技術者
  • イラストレーター
  • 翻訳家

教育関係

一般の学校の教職員とかではなく、
例えば、障害児教育や療育など資格がないとできないような仕事
(具体名はあえて伏せますがちゃんと国家資格があります。)

知り合いにその関係の知人がいるので、
それなりに仕事についての話を聞く機会があり、
なんとかなりそうな印象を受けました。

というのも、
障害児教育関係だと、
職員一人一人が、学生時代に障害児に関する勉強をしている場合がほとんどなので、
その中で発達障害児についてももちろん勉強しています

なので、
一般の会社の、全く発達障害の知識がない同僚と違って、
職場全体がそういう傾向のある人に対して、
理解してあげよう、受け入れてあげようという雰囲気なのだそうです。(知人いわく)

実際に、
知人の職場にも、
発達障害の傾向があるかなと感じる同僚がいるらしいのですが、
本人がカミングアウトしたわけではないので、
知人はそれとなく、同時に複数の仕事を頼まないようにするとか、
指示はなるべくメモに書いて渡すようにするとか、
自主的に配慮するようにしているらしいです。

知人のような職場環境であったら、
発達障害であることを隠して働くよりも、
カミングアウトした方が、周囲も配慮しやすいし、
本人も働きやすくなるのではないかと思います。

もちろん、
必ずしも知人のような職場環境であるとはいえないのですが、

少なくとも、
一般の会社よりは、発達障害者が受け入れられる可能性が高いと思います。

ただし、
障害児やその親とのコミュニケーションはしなくてはならないので、
そういった同僚以外の外部とのある程度パターン化したコミュニケーション
(それほど親密にならなくても、誠実に優しく接する、相手の話を否定せずによく聞く姿勢をみせるなど、教育関係の学校を出ていれば必ず学ぶような方法)
でも強い負担を感じる人は無理かもしれません。

でも、
障害児やその親とのコミュニケーションは、
同僚とのコミュニケーションのように、
職場の仲間として親密な関係を築くような近い距離感ではなく、
あくまでも、教育者とそれを受ける側という、
二者の間に壁が合った上でのコミュニケーションなので、

同僚とのコミュニケーションよりは、
一定の距離感を保ったコミュニケーションとなるため、

「お客さんとのコミュニケーションは全然大丈夫なんだけど、
同僚とのコミュニケーションとなるといつもうまくいかない」

という人なら、そんなに負担ではないかもしれません。

技術者

かなり大雑把な言い方ですが、
例えば、
エンジニア、プログラマ、CADオペレーターとか? 設計技師とか?

ソフト開発とか、、、、? (´・ω・`)

この辺の知り合いが全くいないので
ふわふわした言い方で申し訳ない。

要は、物やサービスの根幹を成す部分を作ったり、設計したりする技術を持つ人

そういう職種は、
経験や培った技術力が重要視されるので、
技術がしっかりしていれば、多少のコミュニケーション能力不足は
多めに見てもらえることも多いのではないかと思います。

もちろん、
事務や営業職などの一般の職種に比較してという意味で、
技術職にコミュニケーション能力が求められないという意味ではありません。

また、
ある程度経験を積めば、
例え、発達障害特性が原因で同僚からいじめられたり、
上司からクビを宣告されたとしても、
それまで培った技術力を持って、
派遣社員として生きてゆくという道もあります。

派遣社員は、
正規社員同士ほど親密なコミュニケーションが求められないことが多いし、
発達障害者が苦手とする飲み会にも参加しなくても大丈夫なことも多いと聞きます。

もちろん、
派遣となると、正規雇用の時よりは収入が減ってしまいますが、

それでも、
事務などの一般職よりは、派遣の求人数も多いし、給料も高いです。
(私調べによると。信頼性は低いのであしからず)

イラストレーター

イラストレーターじゃなくても、芸術関係の何か。

要するに、完全に一人で仕事を完結させられるような職種

これらの職種なら、
同僚とのコミュニケーションのいざこざもないし、
仕事のミスや遅さで上司に責められることもないはず。

もちろん、
完全に一人で仕事を完結させるということは、
自分を売り込むために営業的な動きも必要になってきますが、

営業職のように上司からの圧力があるわけではないし、
商品は作品を含む自分自身なので、
どう売り込んだらよいかも、
必死になれば自ずとみえてくるのではないでしょうか。

ただ、
イラストレーター一本では食べていけないことが多いらしいので、
かなり若いうちから作品を作りためる、デッサン力を磨く
などの努力と覚悟が必要
だろうと思う。

一つ注意点として、
イラストレーターに近い職種として
デザイナーが挙げられることが多いのですが、
この2つは似て非なるものです。

デザイナーは、
クライアントが持つふわふわとした要望、
例えば

ターゲットを絞りきれていない、
達成したいゴールが複数あってその優先順位がつけれていない、

といった整理整頓されていない言葉による情報から、

ターゲットやゴールを明確にし、
クライアントが言葉でうまく伝えきれない要望をビジュアル化して共通の認識を持つ、

などなど、
相手の言っていることから、相手が言葉にしていないニーズを掘り起こし、
何度も面談を重ねてクライアントの真のニーズを具現化していくという、
かなり高度なコミュニケーション能力が必要とされるからです。(知人の受け売り)

翻訳家

実際にアスペルガー症候群の当事者の方が、
翻訳家を本業としている
とご本人の著作本を読んで知ったので。

映画や小説などの翻訳は、
スラングや現代流の言い回し、より自然な言い回しなど、
現地の生のコミュニケーションに常にアップデートしておく必要があるので、
ネイティブの人との交流も重要となり、その点で高いコミュニケーション能力が必要だと思います。

でも、
翻訳には、

テクニカル翻訳、技術翻訳

という分野があるらしいのです。

これは
製品の説明書や専門機器のマニュアルなどの翻訳を指します。

これなら、
専門用語には精通しなくてはなりませんが、
専門用語は一度覚えてしまえばそう変わるものではないし、
ネイティブとのコミュニケーションも頻繁には必要ないのではないでしょうか。

また、
この仕事も、
派遣やSOHO、在宅ワークなどの求人がけっこうあります

確実に手に職がつくし、
在宅でもできる、

何よりも、一応技術職なのに文系でも努力すればなんとかできそうなのが魅力的。
(私は文系というか、理系科目が壊滅的にダメだったので)

以上、私が思いつくものを挙げてみました。

挙げながら、どれも私の年齢からでは難しい、、、

と考えると、
せつなさで胸が破裂しそうなのでもう寝る。(ヽ´ω`)

アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク

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