発達障害者の適職は? 当事者が思う向いている仕事、職種(2)

発達障害者に向いてないと思われる仕事を、私の経験と共に挙げ、
最終的に、
逆説的に発達障害者に向いていると思われる仕事を挙げる、第2回目。
というか、収まりきらなくて次回に延びただけです。(/ω\)

つながり的に、第1回目の記事から読んでもらった方がわかりやすいかもしれないので、
よかったら第1回目の記事もどうぞ→発達障害者の適職は?当時者が思う向いている仕事(1)

また、
今回は、まだ、発達障害者に向いてない仕事を挙げる内容なので、

てやんでい!
さっさと、向いてると思う仕事言ってみろい!

という江戸っ子な方はこちらの記事へどうぞ→発達障害者の適職は?当事者が思う向いている仕事(3)

では、改めまして、
今回は、事務職について、私の経験を晒そうと思います。

とりあえず、忘れないうちにこれだけは先に言っておきましょう。

事務職、ダメ、絶対。(-ω-)/

 

ふぅ、では本題に入ります。

浅はかで世間知らずな私は、事務職に対しても、コンビニの時と同じ甘い考えを持っていました。

「事務職ってなんか、一人で黙々と書類の整理・作成って感じかな。
営業職とかよりは同僚とのコミュニケーション少なそう。
てか、私なんて、何の技術もないし、事務ぐらいしかできないだろうしな。よし、応募!」

本当に馬鹿でした。

できることなら、当時の私をスリッパで往復ビンタの刑に処したい。

「事務しかできない」じゃない。
事務こそ一番不向きじゃ、ドアホがっ!!

と一喝してやりたい。

以下に、私が事務作業において、

苦手、あるいは、無理!できない!

と感じた事柄を箇条書きで挙げてみます。

  • 頼まれた書類の整理の途中に、他の複数の人からそれぞれに、別の書類のコピーを頼まれたり、作業途中で急に口頭で次の仕事の説明をされたりする。(同時並行作業が求められる)
  • 指示を耳で聞いて理解すること。定型発達者ならメモせずとも理解できる内容、長さなので、メモする時間を下さいとは言いづらいし、何度も聞き返すことはその人の仕事の邪魔になるのでできない。聴覚的理解が苦手な発達障害者は指示をよく理解しないまま、仕事に取り掛かるしかない。(発達障害者の聴覚的理解についてはこちら→私の発達障害特性
  • 仕事が追加されれば、優先順位を臨機応変に変更し、今までやっていた仕事を途中でやめて、新たに優先順位の最上位となった仕事に取り掛からなければならない。(元々、物事に優先順位をつけるのが苦手な発達障害者なのに、さらにそれを臨機応変に変更しなければならない)
  • 大抵、頼まれた仕事がどれくらいで完了できそうか聞かれるので、その申告どおりに間に合うよう、それぞれの仕事の時間配分にも気を使う。

などなど、
作業をしながら、別の複数の作業について考え、
さらに、指示を苦手な方法、つまり耳で聞いて理解しなければならない、
ということが、私にとっては、とても困難でした。

また、コミュニケーションに関しては、

職場の全ての人と、広く浅くのコミュニケーションが必要とされました。
そうでないと、
頼まれた作業についての質問や、
ソフトの扱い方についてちょっと聞きたいなどと言う時に
気軽に聞けず、作業に無駄に時間がかかってしまいます。

さらに、
仕事の合間に、自分がしている事務作業を依頼してきた同僚への、
ちょっとした声掛けも必要です。
「お疲れさ様」などと笑顔でお茶をだしたりする例のアレです。

いわゆる「お茶汲み」など、
この男女平等の思想が浸透した時代に、
未だに存在しているとは夢にも思わなかった私でしたので、
他の事務員の華麗なるお茶汲み作法を目の当たりにして、
愕然としたものでした。

また、聴覚的理解について、
本当に困ったのが、電話の応対です。

ただでさえ、聴覚的理解が苦手なのに、
同時にメモもとらなければならないのです。

つまり、聴覚的理解と同時並行作業の、
2つの苦手なことが同時に発達障害者に襲いかかってくるのです。

本来なら、そんな恐ろしいものが襲ってきたら、
全力疾走で敵前逃亡したいところですが、

職場で電話がかかってくる度に、全力疾走で退室したり、
全力で聞こえていないフリを貫き通したりするわけにはいかないわけです。

長々と書いてしまいましたが、
とにかく、発達障害者は事務職は絶対にやめた方がいいと思います。

大企業であれば、
事務職であっても分業化され、
上記のようなマルチタスク、
お茶汲みを始めとするコミュニケーションがない所もあるのかもしれませんが、

そんな大企業に就職できるような発達障害エリートは一部の方で、
多くの発達障害者は中堅~中小企業に就職するのではないかと思います。

大企業以外の会社の事務職は、
どんなに自分的に「これならできそう」と思っても、
多かれ少なかれ、上記に挙げたような困難さが伴うことがほとんどだと思うので、

自分を過信せずに、事務職は全力回避が発達障害者の鉄則であると私は思う。

ただし、
職場で発達障害者であることをカミングアウトしていたり
障害者雇用
であったりと、
何らかの配慮や支援が受けられる状況であるなら、
事務職でも大丈夫なのではないかと思います。

次記事は、

じゃ結局どんな仕事がいいのよ、

というところを、超主観的に語ろうと思います。

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