発達障害者が懇親会を回避し続けたら同僚との関係が悪くなった話

発達障害者は全力で飲み会を回避したい

大人の発達障害者にとって、何とかして全力疾走で逃げ切りたい行事、それが「会社の飲み会」です。
またの名を「懇親会」、「歓迎会」。

定型発達の方々にとっては、何やら気分が高揚する会かもしれませんが、発達障害者からしたら、恐怖しかありません。

なぜなら、会社の飲み会、懇親会は、発達障害者が最も苦手とする「雑談」を主とした行事だからです。

雑談に次ぐ雑談。
延々と雑談。
たった10分が永遠にも感じられる、雑談地獄。

例に漏れず、もちろん私も雑談力が、小学生にも劣るレベルだったので、会社での飲み会は、毎回本当に憂鬱でした。

私の雑談能力のなさはこちらの上部メニュー「成育歴」で説明してます。
生育歴

飲み会を全力回避したい理由

だって、

相手の話に全く興味が持てない、
だから話が広がらない、

自分から相手に話したいこともない、
そもそも他人にあまり興味がない、

相手の冗談に笑えない、

とまあ、こんな感じだったので、飲み会で隣合った人と全く話が続かず、隣のテーブルで盛り上がる同僚たちの声を聴きながら、無言のきまずい時間を埋めるように、ひたすら食べ続ける、という苦行でしかなかったからです。

飲み会後は、できもしない雑談を必死でやろうとした無理が心も体もボロボロにして、もう疲れ果て、アパートの階段も登れなくなるほどでした。

そして、そのたった1回の飲み会のダメージが心も体も蝕み、数カ月は、鬱状態、体調不良を引きずります。

実際に飲み会を回避し続けてみた結果

いくつか、転職を繰り返しましたが、ある時、新しく就職した会社で、飲み会後の悲惨な状態を自覚していたので、なんとか、飲み会や歓迎会を回避する方向で対策してみました。

というのも、その会社は、忘年会、新年会、歓迎会、花見、夏のスポーツ会、秋の懇親会など、季節ごとに飲み会があり、私には、全て参加するのはとても無理だと感じたからです。

新人歓迎会、忘年会だけは参加して、それ以外は不参加で…と思い、実際にそうしてみました。

性格悪しと思われ、いじめられる

するとどうでしょう。

見事に同僚に嫌われました。

たぶん、飲み会に参加しなかったこと以外にも私に対する不満はあったのだと思います。

しかし、普段から、雑談もできず、不愛想(私はそんなつもりはないんですが、そう思われることが多いです。)、仕事もできない、なのに、飲み会にほとんど参加しない、同僚と交流する気ゼロ、

ということが余計に嫌悪感に拍車をかけたようです。(後日上司から聞きました。)

いじめのストレスで鬱状態になり辞職する

みごとな嫌われっぷりでして、

至近距離で仕事上の質問しても無視、仕事上の連絡を私だけ意図的に連絡しない、

など、けっこうハードでしたね。

気のせいとかではなく、後日上司から、

私が同僚から「いじめ」に近いことをされていたということは把握していて、同僚に注意したが直らなかった。

と説明されたので、周囲から見ても、明らかな嫌われっぷりだったようです。

で、結局、そのストレスで鬱状態が続き、仕事が手に付かないぐらいの精神状態になり、その職場は辞職しました。

定型発達者には発達障害者の飲み会拒否の真の理由は理解できない

でも、私は、いじめのようなことをしてきた同僚のことを、不思議と恨んではいません。

定型発達者の立場に立ってみたら、私のコミュニケーションレベルの低さや飲み会拒否の姿勢は、理解の範疇を超えていて、性格が悪い、としか考えられず、ゆえに、いじめられて当然、という思考だったんだと思うからです。

決して、交流したくないわけではなく、
仲良くなる努力をしたくないわけでもなく、
ただただ、私にとって、飲み会という雑談の場があまりにも精神的苦痛が大きく、
仕事や生活に支障をきたすレベルの苦痛だったので、その苦痛を回避したかっただけ、

できれば、仲良くなりたかったし、
交流もしたかった

という、私の心の声や事情が相手には全くわからないわけですから、仕方なかったな~と思っています。

いじめに至るからくりがわかって納得

私自身は、どんなに嫌だな、気が合わないな、と思う人がいても、その人をいじめたいとかあからさまな嫌がらせをしたいとか、嫌っている態度を隠さない、とか、そういうことはしたいと思ったことが一度もないので、定型発達者の思考は、からくりはわかっても、全く共感できません。

もちろん、嫌な思い出ですし、トラウマでもありますが、なんとなく、相手がなぜ私を嫌ったかのからくりがわかったので、納得できているのかもしれません。

とはいっても、いじめを肯定するわけではないですし、できれば、いじめ以外の対応をしてもらえたらよかったとは思いますが。

まとめ

とまあ、飲み会を回避し続けたら、同僚にみごとに嫌われた話を、自分でも驚きの短さで文章にしてみました。
あんまり詳細に書くと暗すぎるかなと思い、はしょったら、こんなあらすじみたいな文章になってしまいました。

現在、会社で定型発達として就職した、発達障害持ちの新人の方々、くれぐれも、飲み会はできるだけ参加しておいた方がいいみたいです。

心と体を痛めつけてまで仕事をする必要はない

ただ、私のように、飲み会や懇親会のストレスが仕事や生活に支障をきたすレベルの方は、無理せず、発達障害をカミングアウトして働く、とか、障害者雇用で働くとかを視野に入れた方がよいと思います。

無理して体を壊してからでは、回復にものすごく時間がかかってしまいます。

仕事やめたらお金がなくなる…
就職して1年も経たずにやめるなんてダメ人間だ…
親がどう思うか…

なんて考えはどうか捨てて下さい。

一番大事なのは、あなたの心と体です。
あなたの心と体を痛めつけて、ボロボロにしてまでしなくてはいけないことなど、この世にはありません。

心と体の健康あっての仕事です。

心と体が健康であれば、仕事はなんとでもなります。
考え方次第で幸せな生き方もできます。

一度、無理しずぎて心も体もボロボロになってしまった私からの願いです。
当時の私に、そんな言葉をかけてくれる人は誰もいませんでした。

だから、もし、当時の私のように追い詰められている方がいたら、上記の言葉を贈りたいです。

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