HSPの人は、ほんの少し話しただけで相手の本質的な人柄がわかる。

「他人の感情に敏感」という特性に付随した感覚

発達障害とHSP。他人の感情に敏感すぎるという特性。」という記事では、私の場合の「HSP的な他人の感情の感じ取り方」を説明しました。

この記事では、その特性に付随した、「相手の本質的なプロファイルデータがダウンロード」され、「相手の本質的な人柄がわかる」という特性について説明してみようと思います。

あくまでも、私の場合の話ですが、HSPの知人にも共感してもらえた部分が多々ありました。

なので、私個人だけの特性ではなく、ある程度のHSP特性を持っている方であれば、似たような感覚を持っているのではないかな、と思っています。

「相手の本質的な人柄がわかる」とは?

相手のプロファイルデータがダウンロードされるような感覚

私の場合は、初めて会った人でも、ほんの少し話しただけで、もしくは、声を聴いただけで、人によっては、会った瞬間に、

その人の「本質的な人柄についての詳細なプロファイルデータ」のようなものが頭の中にダウンロードされる感覚があります。

意識的に分析するのではなく、勝手に頭の中に入ってくる感じ

このダウンロードは、

この人の人柄を見極めよう

この人はどんな性格なのかな

というような、相手を分析しようという意識は全くないままに、人に会ったら自動的に開始されてしまいます。

なので、自分では、別にその人の本質的な人柄を詳しく知りたいと思っていなくても、勝手に頭の中に相手の詳細なプロファイルデータが次々と入り込んできてしまいます。

なので、何も頭の中で分析していなくても、自然と、

あ、この人は、こんな感情パターンを持っている

この人は、こんな状況の時、こんな行動をとる

この人は、こんな状況の時、こんな発言をする

というようにわかってしまいます。

全てがわかるわけではない

もちろん、人間は複雑で多面的な生き物だと思うので、相手の本質がわかる、と言っても、相手の全てがわかるわけではありません。

その時、その時で、把握できていない相手の一面もあるだろうし、想定を裏切る言葉や行動もたくさんあると思います。

ただ、そういった枝葉の部分ではなく、その中心にある幹の部分、根底にあるその人の本質、というものは、最初にダウンロードされた情報と大きく違う、と感じたことは私の場合はないです。

プロファイルデータは抽象画のようなイメージで入ってくる

「本質的な人柄についての詳細なプロファイルデータ」がダウンロードされる感覚をさらに詳しく説明すると、

言語化された情報としてダウンロードされるのではなくて、抽象画化された情報としてダウンロードされる

という感覚です。

言語化された情報よりも、抽象画化された情報の方が、より複雑で多次元的で情報量も多い、

という感じです。

逆に言えば、

言語化された情報というのは、言語化される前の生データを言語という枠にはめ込む過程で、削り取られてしまう情報が多い、

という感じです。

つまり、言語化することによって、情報が簡素化されてしまう、ということです。

なので、「他人の感情の感じ取り方」にしろ、「相手の本質の感じ取り方」にしろ、HSP的な感覚で感じ取る「目に見えない情報」というのは、いつも抽象画的なイメージで私の中に入ってきます。

抽象画的イメージには感情・思考パターンが描かれている

で、その抽象画的なイメージは、

何層にも折り重なる、複雑で繊細な感情や思考のパターンで描かれている

というように感じます。

そして、その抽象画化された情報に意識を向けると、そこに描かれた感情や思考が自分の感情や思考として再現されます。

そうすることで、その抽象画化された情報の元々の持ち主の感情や思考パターンを追体験することができ、その人の本質的な人柄を把握することができるのです。

よく私の「HSP的な他人の感情の感じ取り方」として説明することが多い、

他人の感情が自分の中に入り込んで、自分の感情のように生々しく感じる

という状態も、相手の感情や思考パターンを、まるで自分が体験しているかのように追体験することで起こっています。

それって思い込みじゃない?

発達障害とHSP。他人の感情に敏感すぎるという特性。」という記事でも説明しましたが、「相手の感情が自分の感情のように感じる」とか「相手が自覚していない微量の感情を感じ取れる」とか「相手の本質的なプロファイルデータがダウンロードされる」とか説明すると、

HSP特性の薄い人やほとんどない人は、たいてい

それって思い込みじゃない?
被害妄想じゃない?
気にしすぎじゃない?

って言う人が多いです。

ですが、私はそういう人に一生懸命理解してもらおうとか、信じてもらおうとかいう努力はするつもりはないです。

なぜなら、HSPのこういう感覚って、同じHSP特性を持った人でないと理解できない感覚だと思うんですよね。

どんなに、言葉を尽くしても、自分で体験したことのない感覚って本当の意味では理解できないし、ましてやそれが目に見えない情報、非物質的な事柄ならなおさらです。

そして、逆に言えば、同じHSP特性の濃度の人であれば、いちいち、言葉で説明しなくても、

わかる!
私もそうなの!
それが普通だと思ってた!

というように、何の抵抗もなく理解、共感できると確信しているからです。

それぐらい、HSP的な感覚を介さない「自分が意識的に思考して分析している状態」とHSP的な感覚による「相手の目に見えない情報が自動的に頭に入ってくる状態」は、全然違うからです。

使っている脳の部分が全く別のエリアというか、そもそも脳っていうより、頭の上から情報が入ってくる感じです。
「考える」部分じゃなく「感じる」部分を使っている感じ。

HSP特性もスペクトラム状に分布すると思う

私は、HSP特性も、発達障害特性と同じようにスペクトラム状に分布していると考えています。

つまり、

どんな人でもHSP特性は持っている。
だけど、そのHSP特性がすごく薄い人もいれば、すごく濃い人もいる。
だから、HSP特性のすごく薄い人は、HSP特性がすごく濃い人の感じ方は全く理解できないこともある、

というように考えている、ということです。

なので、HSP特性が薄くて、上記のような感覚がわからない人でも、

私はHSPだけど、私にはそんな感覚ないから、それはHSPの特性ではない!

と決めつけないで欲しいなと思います。

HSP特性は持っていても、常識で感覚に蓋をしている?

本当は、HSP特性の薄い人でも、HSP特性の濃い人と同じような感覚は持っているはずなんですが、

目に見えない情報を感じ取れるはずがない
自分にはそんな特殊な能力はない
非科学的なことは信じない

という常識とか、科学を妄信する、という自分で自分の感覚に蓋をして、鍵をかけているような状態だから、感じられないだけなんじゃないかな、とも私は思っています。

つまり、「HSPは特別!」と言いたいんじゃなくて、みんな同じ感覚は持ってるのに、それに気付いていないか、気付かないようにしてるだけ、ということです。

「科学で存在を証明できない」=「存在していないことの証明」にはならない

そもそも、「科学で証明されていないことは全て否定されるべき」という考え方こそ、非科学的だと思います。

だって、科学で「存在を証明できない」からといって、「それが存在していないことの証明」にはならないですよね。

あくまでも、「科学」というツールでは「存在を証明できなかった」、という事実があるだけで、「存在していないという証明」にはなっていないわけです。

「科学」以外のツールでは存在を証明できるかもしれない、という可能性を否定することはできません。

また、あるいは、「科学」というツールを進化させたその先に、目に見えない情報の存在を科学的に証明できる、という未来があるかもしれません。

もちろん、私は「科学」を軽視しているわけではありません。科学が発達したことによる恩恵は図りしれません。

でもあまりにも、科学的な視点のみを妄信し、それ以外の角度からの視点を一切取り入れないのは、視野が狭すぎる考え方だと思っています。

それってエンパスじゃない?

スピリチュアルな視点から見ると、私が上記で説明したようなHSPの感覚というのは、「エンパス」という特性である、と解釈することもできます。

個人的には、HSP特性もエンパス特性も同じ延長線上のもので、付けた名前が違うだけで、本質的には同じものだと思っています。

ただ、HSP特性はエンパス特性が薄まった状態、という気がします。

つまり、HSP特性がすごーく濃くなると、エンパス特性の域に達するという考え方です。

スピリチュアル的な視点を取り入れることに、ものすごい拒否感を感じる方もいると思うので、エンパスについて触れるのは迷ったんですが、

HSP特性が濃すぎて、むしろエンパスの域に入ってしまっている人にとっては、エンパスについて調べた方が助けになると思ったので、あえて触れてみました。

まとめ

今回は、目に見えない情報の感じ取り方とか、エンパスとか、非科学的なことに拒否感のある方には受け入れにくい内容だったかな、と思います。

でも、私は、前述したように、「科学で証明されていないことは信じない」という考え方は視野が狭すぎるし、世界は、「科学」というたった一つのツールだけで解明できるほど単純じゃない、もっと複雑で繊細にできている、と考えています。

なので、HSP特性を持っている方は、ぜひ、常識に囚われずに、自分の感覚と向き合ってみて欲しいなと思います。

とはいっても、あまりにもスピリチュアルに偏って、現実をないがしろにする考え方もあまり好きではないので、まあ、バランスが大事なのかな、と思っています。

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